投稿日:2022年08月29日

成田空港給油施設株式会社 様

制御室業務の作業効率化でご活用いただいております。
・運転操作作業におけるダブルチェックの遠隔化
・工事等に伴う操作監視の効率化
・警報発報時対応
・夜間巡視時の安全性向上

Before(導入前の課題)

弊社では、機器の操作や状態確認の際等に確認間違いを防止するためダブルチェックを実施しております。
しかし、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により制御室員の見直しを行いコスト削減に努めている中で、制御室業務における現場確認時に人員が不足した際、確認者が制御室員からは用意できず、他部署へ応援依頼を行うことが恒常化しておりました。

After(導入後の効果)

ダブルチェックを遠隔で行い現場へ赴く作業員数を減らすことで、応援依頼を行わずとも制御室員のみでの対応が可能となり、他部署への負担を減らし、生産性の向上を図ることが出来ました。

当時抱えていた課題

ダブルチェックを行う際には、現場に作業者と確認者の二名以上が存在しなければならず、作業が増えた場合にはその分確認者を用意する必要があるため、作業人員確保が問題となっておりました。

選定・導入までの経緯

現場で使用する上で必要な機能を設定し検討を行いましたが、Infolinker3はその条件をすべて満たしており、なおかつ、LTE通信機能により端末本体のみで使用できるという大きな利点があり選定いたしました。
その後、ウエストユニティスの試作機を使用し共同で検証を行い、弊社からの要望を元に改良を行っていただき、導入となりました。

導入時のポイント

導入後、全作業員が操作方法を理解するには時間と台数が必要となりますが、限られた台数で早急に操作方法を説明するために、ウエストユニティスへ協力を依頼し、全事業所で実機を使用しての操作説明会を実施しました。

導入してからの効果

制御室員の現場確認作業体制を整えたことによる他部署への負担減のほか、警報発報時の確実な状況報告及び的確な指示、ターミナル巡視時の作業員の安全性向上、遠隔での立会いや検査等、副次的な効果も期待されております。

今後の展望

作業ナビ機能を使用し、保守点検業務及び点検後に行う処理業務の効率化を目指しつつ、効率的かつ効果的な人材育成へ向けてInfolinker3を活用していきたいと考えております。

論文「ウェアラブルカメラ端末導入による効率化」を発表

令和3年12月7日に開催された国土交通省の第22回空港技術報告会で、InfoLinker3とLinkerWorksを使用した取り組み内容を発表。下記ページで検証の様子など詳細に公開されていますのでぜひご覧ください。
https://www.mlit.go.jp/common/001444918.pdf

会社名
成田空港給油施設株式会社 様
事業内容
成田国際空港への燃料輸送をはじめ、航空機給油施設の運転保守管理および保安防災業務、設計、施工、施工管理、コンサルティング業務等