ウェアラブルを世界トップレベルのブランドに育てたい

技術顧問

田中 敦 ATSUSHI TANAKA

2019年入社

家電メーカーでの機構設計のキャリアを生かし、ウェアラブルのキモとなる使いやすさを追求した設計を担当している田中敦さん。ウェラブルを世界的ブランド化する夢を抱きつつ、世の中に役立つ製品を開発し続ける。(取材日/2019年6月20日)

技術担当顧問をされていますが、どんな仕事をしているのですか。
まず一つは、技術顧問として、ハードウェアを開発するに当たって、技術的な要件をまとめたり方向性を決めたりしています。例えば、自分が決めるよりもみんなの意見を取りまとめて、「こうしたほうがいいんじゃないか」というアドバイスですね。
もう一つが、いわゆる機構設計です。ハードウェアの外側や、動いたりする部分の設計になります。3D CADと呼ばれるものを使って設計しています。
この2つがメインの仕事になります。
これらの仕事をする上で、常にアンテナを張って新しい情報を得ることは必要なのでしょうか。
そこまでではないですね。秋葉原の電気街を歩いて、「こんなの出ているな」とか「これどうやって作っているんだろう」というのを覚えておいて、メーカーの人と話している時に「これどうやって作っているんですかね」と聞いたり、技術の人たちと話をしている時に「こういうのを作っているメーカーがあるんだけど興味ない?」と情報を聞いたり、ネットで調べてメーカーに直接電話して聞いたり、電話では分からないことがあったら直接出かけて行って話を聞いたりしています。
現在は、具体的にはどんな仕事を?
新規製品開発に関わっています。要件をある程度まとめて、それをデザイナーと共有して、デザインを描いてもらって、これで本当にできるのかを検討しているところです。
いろんな案があって、どんなものにしようかとみんなで意見を出し合っています。ただその辺が僕の仕事で、どれが一番取り付けやすいのかは使うシーンにもよるんですけど、「このシーンだったらこういう方が使いやすいよね」というのを考慮して、実際に形にしていきます。
ウエストユニティスのウェアラブル製品は、作業者の方向け、特にメンテナンスで手が離せなくて、スマホを見たいけれど見られない状況の時の支援ができればと考えて開発したものです。
お客様にとって何が必要かというのを探らなければなりませんし、お客様側からしても「想像ではあってもいいかな」と思うんでしょうけど、実際に使っていただかないと製品の良さが分からないので、簡易的に使えるものを試作品として早目に作って試してもらうというフェーズ(段階)を経なければなりません。
この会社に入る前は、メーカーで機構設計の仕事を?
それは最初の職場ですね。家電メーカーで携帯電話やデジカメといった黒モノの小型製品を設計していました。
その後、独立されて、フリーのエンジニアとして製品開発をされていましたが、ハードウェアベンチャーに所属して、プロダクトマネージャーもしていたとのことですが。
ハードウェアベンチャーでフリーの仕事を受けようとしていたのですが、ガッツリと仕事をしてくれというので、そのベンチャー企業に所属したんですけど、会社がうまくいかなくなってしまい終わってしまいました。
ただその前から、ウエストユニティスと話をしていて、互いにウェアラブル製品を作っていたこともあって、「そっちが終わったんだったら、こっちに来てくれないか」と言われて、この会社に来ることになったんです。
機構設計で、難しいところはどんなところですか。
使いやすさを突き詰めるところですね。どちらかというと、お客様がどのシーンで使うのかを明確化したり、「この時に使えるなら欲しい」とお客様に言ってもらえるものを明確にするのが難しかったですね。
この会社はどちらかというと、開発と言ってもビジネス面も見なければならないんです。ビジネスと製品を結びつけないと良いものができない。お客様が使いたいものを製品で表現しないといけないし、その辺を探りながらやらないといけないんです。
ただ製品開発には時間がかかるので、お客さんの声を聞いて製品開発をした頃にはもう遅かったりするので、ある程度予測をして開発をするんですけど、その予測が外れると世の中に入らないものができてしまう。そこら辺が難しいですね。急ぎ過ぎても「それ、誰が使うの?」となってしまう。
将来、こんなモノを作ってみたいといった夢はありますか。
僕は、ウェアラブルには固執していないのですが、前のハードウェアベンチャーで上手くいかなかった分、もっとちゃんと作りたいなと思っています。
モノづくりがいいのは、世界トップのモノづくりは、そんなに遠くないなというところなんです。世界トップに行きつかないと製品は売れないですから、普通に世界トップレベルのモノを作りたいですね。
例えば、Appleの製品。それに僕にとっては、カメラならライカで、時計ならロレックス。製品がその会社を代表するブランドになっているといったものを作りたいなと思っています。ウェアラブル製品だったら、ウエストユニティスみたいなかんじですね。それが一つの製品だけでもいいんです。ソニーならウォークマンとか。
田中 敦
ところで、オフは何をして過ごしているのですか。
3歳になる娘がいるのですが、公園に行ったり、海に行ったり、家で折り紙をしたり、お絵かきをしたりしています。ままごとにも付き合わされますね(笑)
アマゾンプライムの会員になっているので、ドラマやアニメをひたすら見ています。ただ、わざわざ土日に時間を割いて見ることはないんですが、お風呂に入っているときに見るとか何かの合間に見ています。
映画の中から製品開発のヒントを得たりすることもあるのですか。
それはありますね。これまでアニメは見たことがなかったんですが、見始めると意外に面白くて。僕はちゃんと見たことはないのですが、「攻殻機動隊」(士郎正宗原作)を見た人たちがよく、「ああいう感じの未来が来るよね」と言っていて、モノづくりのヒントになったりしているようです。
最後に、技術担当顧問として一日の流れを教えてください。
毎日同じではないのですが、大まかに言うと、今の会社だとどちらかというと、黙々と手を動かす作業は他の人にお任せして、外出して打ち合わせや調査をしたりする方が多くなりますね。手を動かしている時間がないので、どうしても管理者みたいな仕事をすることになってしまいますね。

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