出社せずに、バーチャルな世界で仕事が済むようにしたい。
ウチの会社ならできると思うんです。

製品開発スペシャリスト

木下 忠俊 TADATOSHI KINOSHITA

2013年入社

ウエストユニティスのハードウェア開発に欠かせない製品開発のスペシャリスト。日々、新商品の開発や製品の改良に取り組むだけでなく、その先のバーチャルな世界へと夢が膨らむ。
(取材日/2019年6月20日)

木下さんは製品開発のスペシャリストとして活躍されていますが、具体的にどんな仕事をされているのですか。
新規のウェアラブルのハードウェアを作るに当たって、こういう機能が必要だとか、それを実現するためには何が必要かを、簡単な試作品を作って検証したり、また新しい使われ方を考えたりしています。
前職は、大学でメディアアートの教員をしていたそうですが、大学では具体的にどんなことをしていたのですか。
メディアアートは、一般の人には分かりにくい分野だと思いますが、、IoT機器にビーコンなどをつけておいて、人が近づいてきたら反応するようにしたりといったように、新しい技術とアートをつなげる研究をしていました。もう少し例を挙げると、冷蔵庫を開けた時に声が出るようにするとか、ジェスチャーで扇風機が回るようにするとか。世の中に新しい技術が増えたお陰で、今までなかなかアートの世界で表現できなかったことが、ようやくできるようになってきたんです。これまで美術というと、筆や絵の具を使って描いた水彩画や油絵、日本画などを想像すると思いますが、コンピュータを使って人には描けないような絵を描いたりするのもメディアアートなんです。
ウエストユニティスは、ウェアラブルコンピュータがメインですが、これも人体を使って表現するメディアアートの一つでもあるんです。
なぜ、この会社に転職をしたのですか。
サラリーマンを経験したいと思ったんです。
2013年に入社されましたが、これまでどんな製品に携わってきたのですか。
最初に携わったのが、InfoLinker(インフォリンカー)です。現場に製品を持って行って実際に使ってもらって、「こうした方がいい」「こうじゃないと使えない」という声を聞き、じゃあそれを解決するにはどうしたらいいのかを考えて改良する仕事を主にしていました。
小さな会社なので、最初の頃は一つの製品を作るのに、海外に行ったり、金型を作ったり、基盤を作ったりといろんなことをしなければなりませんでした。軽量でしかも頑丈な材料を見つけても、日本の法律で定められた規格もあるので、そういうことも調べなければならなかったりして。でも今は、人も増えてきたので、それぞれが分担して仕事をできるような環境になりました。
確かに、ウェアラブルは軽量でしかも頑丈でなければなりませんね。そうした材料を探すのも大変だと思います。
そうなんです。頑丈にすればどうしても重くなってしまうんです。画面を大きくという要望に応えようとしても重くなってしまう。
それに頭のサイズも目の位置も人それぞれ違うし。それについて出した答えが、先端が自由に動くようにすることだったんです。こうすることで大抵の人には合うようになりました。このウェアラブル製品は作業をしながら使うものなので、作業を邪魔しない工夫がたくさん詰まっているんです。
一つの製品を開発するのに、どれぐらいの時間がかかるのですか。
数年レベルでかかります。ただ、いったんできた製品はそれで終わりではなくて、そこからずっと改良を続けていくわけです。問題を解決するにはどうしたらいいんだろうとメンバーで話し合いながら、試作機を作って、製品の改良につなげていくんです。
なので、実際に使用している現場に行くことが多いですね。橋の上の作業場に行ったりもします。実際に見ないと「こういう使われ方をしているんだ」ということが分からないですから。そして現場を見ることで、逆にこちらから「こうした方がいいですよ」と提案できるんです。
また普段から新たな使い方を考えたりもしています。歩きながら危なくないようにテレビを見るにはどうしたらいいんだろうとか、腕時計みたいにずっと目の前にタイマーが出るようにしたら便利なんだろうかとか、大学の授業で発表する時にカンペみたいに画像が出たら、何も考えなくていいんじゃないかとか(笑)
木下 忠俊
将来的にはどんな仕事をしてみたいと思っていますか。
バーチャルな世界で仕事が済むようにしたいですね。個人的な話ですが、効率化で考えるなら、わざわざ会社に来て仕事をしなくても、どこでも仕事ができるようにする。ウチの会社なら実現できると思うんです。
ウチの製品の売りの一つは、カメラが付いているところなんです。自分の見ているモノを遠隔地にそのまま飛ばして、相手と共有することができる。どこにいても最適な仕事ができると思うんです。
個人的に試しているのは、3Dプリンターで自分をスキャンして、バーチャルな世界で打ち合わせをしたり、バーチャルの世界でウェアラブルコンピュータをつけてみたりできないかということです。
とにかく、やりたいことがたくさんあるんです(笑)。物を触ったり、叩かれたりしたら、その感触が分かるようにしたりとか。世の中になかったら自分で作ればいいんです。
ところで、オフの日の過ごし方ですが、土曜日は何もしないとのことですが。
オフの日は休むでしょう(笑)。土曜日は、月~金までの働いた疲れを取るために何もしないようにしています。買っただけでまだやっていなかったゲームを消化したり、買いだめしていた本を読んだりして過ごしています。
日曜日は、逆に、何でもやる日と決めています。今まで興味がなかったけれど、やってみたら楽しんじゃないかというものに挑戦しています。
例えば、香港に行った時に、日本にはないピーナッツの缶ジュースを見つけたんで、すぐに買って飲みました。「ピーナッツってこんなに柔らかくなるんだな」と発見し、こういうアイデアもあるんだなと勉強になりました。ピーナッツのジュースなんて、日本じゃ考えつかないじゃないですか(笑)
最後に、一日の仕事の流れを教えてください。
午前中は打ち合わせをしたり情報収集をしたりしてから、ランチの時に、「何を作ろうかな」「何と何を組み合わせればいいかな」といろいろ考えながらご飯を食べて、午後から作る作業に集中しています。集中したら時間が過ぎるのが速いので、できるところまでやってしまうかんじですね。

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